家政婦(夫)として働くのに向いている人、向いてない人とは?

家政婦(夫)として働くのに向いている人、向いてない人とは?

専業主婦(夫)として家事をしている人や、ワークバランスの調整がしたい人の中には家政婦(夫)への転職を視野に入れている人も多いかもしれません。家政婦(夫)は、特定の資格を求められることも無いので、気軽に始められる仕事の1つと言えます。

家政婦に向いているのはどんな人でしょうか?単に家事が好きというだけでは向いているとは言えないかもしれません。仕事の内容をしっかりと理解したうえで、自分に向いているのかどうか判断する必要があります。

1.家政婦の仕事内容

家政婦の仕事内容について、はっきりとしたイメージが湧かない人も多いかもしれません。主な仕事内容として「部屋の片づけ」「水回りの清掃」「料理(作り置き含む)」「洗濯」「ゴミ出し」「買い物代行」「郵便物受け取り」などがあります。作業範囲が広く、内容は多岐に渡るのが特徴です。依頼主が高齢者の場合には「話し相手」になることや、「医療機関への通院介助」などが含まれるケースもあります。

家政婦(夫)は介護士では無いので、本格的な介護を求められることはまずありません。しかし、依頼主の生活や健康を暮らしからサポートするような立ち回りは求められます。事前に、どの程度の援助をすれば良いのか確認をしておくことが大切です。

2.向いている人

仕事内容や必要なスキルから、家政婦として働くのに向いている人の特徴を3つお伝えします。

①家事が好き

家事が好き、または得意な人の方が仕事を続けやすいでしょう。特別な勉強は必要ありませんが、ある程度の家事スキルは必要です。清掃や調理関係の勤務経験があるなら、その経験を活かすこともできます。

また、家事を効率よく終わらせる能力は必須です。家政婦は勤務時間が短いので、効率よく与えられた時間のなかで作業をこなしていく必要があります。もちろん慣れもありますが、自分のペースでゆっくりと作業をしたい!という人には少し辛いかもしれません。

②接客バイトの経験がある

家政婦(夫)はただ黙々と作業をこなせば良いと思っていませんか?家政婦(夫)として働くうえでは、コミュニケーション能力が求められます。家事を行うときには、どのように行えば良いのかきちんと依頼主に確認する必要があります。なぜならその家ごとに、こだわりやルールがあるからです。コミュニケーションを怠って勝手に作業を進めてしまうなら、トラブルの原因になりかねません。

さらに、挨拶や声かけなどを行って依頼主に良い印象を与えるようにします。接客バイトの経験があるなら、接客マナーを活かすことができるため、依頼主と良い関係を築くのに役立つでしょう。明るい笑顔や気遣いは良いイメージに繋がります。

③人と関わるのが好き

誰かの役に立つ仕事がしたいと思ったことはありますか?人と関わる仕事がしたい人にとっては、とてもオススメできる職業です。介護士と違って資格が要らないため、気軽に始めることができます。依頼主から感謝されるたびに、やりがいを感じるのではないでしょうか?

人と人との繋がりは働く私達にとってもプラスになります。コロナ禍で外出自粛が続き一人で過ごす時間が多いですが、仕事を通じて人との繋がりをつくるのも良いかもしれません。

3.向いていない人

家政婦(夫)の仕事の性質から、向いていない人の特徴を3つお伝えします。もちろん個人差もありますし、これが全てではありません。

①知らない人と話すのが苦手

依頼主には勤務日に初めて会うというケースが多いです。コミュニケーションをとるのが極端に苦手な人には辛いかもしれません。依頼主の性格も多種多様です。何事も細かく管理したい人もいれば、大雑把な人も居るでしょう。依頼主に振り回されずに対応するスキルが必要です。

ですが気難しく感じる依頼主でも、一生懸命に仕事をこなしていれば安心して感謝してくださることが多いです。

②いい加減な人

家政婦(夫)の仕事は、一人で行うことが殆どです。だからと言って、作業がいい加減ではクレームに繋がります。連絡の無い遅刻が多い、仕上がりが明らかに適当、態度が悪いなどの勤務態度は、顧客との信頼関係に影響します。もちろん上司との信頼関係も失ってしまうでしょう。責任感を持って、しっかりと仕事を行うことが大切です。

③プライバシーを守れない人

お宅に伺うなかでは、その家庭の事情が垣間見える瞬間があるかもしれません。家族構成や交友関係など、依頼主のプライバシーは必ず守りましょう。ついつい仕事が終わって誰かに話したくなってしまったり、ネットに書き込んでしまったりする人は、家政婦(夫)の仕事には向いていません。

もちろん伺った先のお宅でも、勤務に関係ない情報は気軽に話さないほうが良いでしょう。口が軽い人だと思われてしまう可能性があります。

4.まとめ

家政婦(夫)は始めやすい仕事ですが、家事のスキルやコミュニケーション能力、臨機応変な対応力が求められる仕事でもあります。

しかし依頼主の役に立つことができ、感謝されるとやりがいを感じることでしょう。普段から一人で家事をしている人にとっては、社会との繋がりをつくる機会にもなります。女性は繊細な作業が可能ですし、男性は力仕事を請け負うことができるため、性別に関係なく働くことができます。

是非、あなたも家政婦(夫)として働いてみてはいかがでしょうか?

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