【秋・冬版】保育園で流行しやすい感染症まとめ
集団で活動を行う保育園や幼稚園では、秋から冬にかけて感染症が流行しやすくなります。
乾燥した空気を好むウィルスにとって秋から冬の季節はまさに感染症の本番のシーズン。
乳幼児の保育を行う保育園や幼稚園では、大人では軽症で済む感染症であっても重症化してしまい入院を余技なくされることもあります。
保育士として、季節ごとに流行する感染症の症状を把握しておくことで、子どもの症状で気が付きやすくなり、早急に対応することが出来るようになります。
では、秋から冬にかけての感染症について解説します。
目次
1、インフルエンザにノロウイルス…秋から冬にかけては感染症のオンパレード
春から夏にかけても流行しやすい感染症はありますが、秋から冬にかけてはインフルエンザやノロウイルス、ロタウイルスといった感染症が流行しやすい季節になります。
秋から冬は空気が乾燥し気温が低くなることに加えて、屋外で活動を行うよりも、どうしても屋内での活動が増えることになりますので、感染症が保育園内でも流行しやすくなってしまいます。
特にインフルエンザなどの呼吸器系の感染症と、ウィルス性の胃腸炎などの感染症が流行しやすくなり、乳児が多い保育園では特に顕著に表れます。
保育士としてどのような感染症があるのか、症状や予防方法を知っておくことは子どもを感染症から守るために必要不可欠になります。
また、早くに症状に気が付くことで、迅速な対応をすることが出来ますので子どもの体の負担も減らすことが出来ます。
2、秋から冬に流行しやすい感染症と保育士の対応、予防方法とは?
ロタウィルスやインフルエンザが代表的な秋から冬の感染症ですが、実はこれら以外にも流行しやすい感染症があります。
秋から冬に保育園で流行しやすい感染症について紹介しますので、参考にしてください。
【RSウィルス感染症】
秋から冬にかけては呼吸器に関する感染症が増加していく傾向にありますが、乳児期に多くの子どもが感染すると言われているRSウィルス感染症も呼吸器系の感染症になります。
RSウィルス感染症は乳児に多く見られ、RSウィルスによって引き起こされる疾患で、生後1歳までに半数以上、2歳までにはほぼ100%の子どもが感染すると言われているくらい代表的な感染症です。
大人は軽症なことが多いですが、ゼイゼイとした咳をしたり、多呼吸になる場合があり乳児は特に重症化しやすく入院などになるケースもあります。
RSウィルス感染症は、季節の代わり目である10月頃から出始め12月にピークを迎えます。
インフルエンザなどが流行してくる時期と重なりますが、咳が特徴的で重症化をしやすいので注意が必要です。
『潜伏期間』
2日~8日
『症状』
・発熱
・ゼイゼイ、ヒューヒューとした咳
・鼻水など
RSウィルス感染症は発熱や鼻水が数日間症状として表れた後、咳がひどくなり「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」といった喘鳴が起きます。
咳がひどく、上記のような喘鳴が表れたら、呼吸困難や肺炎に移行してしまう場合がありますので、すぐに医療機関へ受診し治療を開始することが大切です。
RSウィルス感染症は、大人になれば一般的な風邪として片付けられてしまい、子どもの場合でも約70%は軽症でそのまま快方へ向かいますが、約30%の子どもが重症化してしまいます。
特に低体重で出生している子どもや基礎疾患がある子どもは重症化のリスクが高まります。
無呼吸発作や急性脳症といった合併症が起きる危険がありますので、保育園でも子どもの様子をしっかりと観察しておくことが大切です。
『対処、予防』
RSウィルスは非常に感染力が高いウィルスですので、一気に感染が広がりやすくなります。
RSウィルスは感染している人の咳やくしゃみから出る唾液などを吸い込むことで感染する飛沫感染と、至近距離で共に過ごすことで、鼻や口などの粘膜から傷口などを通して感染する接触感染になります。
そのため、集団生活をしている保育園や幼稚園では感染が広がりやすくなるので、予防意識を高めることが大切です。
RSウィルス感染症の場合は、手洗いうがいの徹底やマスクの着用が有効です。
RSウィルスは一度感染したら抗体が出来るのではなく、何度も繰り返し感染しますので、日ごろから衛生管理の徹底を行うことが大切です。
またRSウィルスに感染した可能性がある園児がいた場合には、別室で安静にしてもらいつつ、保護者へ連絡を行いお迎えをお願いしましょう。
そして在園児の手洗いうがいを小まめに行い消毒も合わせて行うことが大切です。
成人も感染する可能性がありますので、マスクを着用し注意を払う必要があります。
『出席停止期間』
RSウィルス感染症はインフルエンザなどのような出席停止期間は定められていません。
しかし、他の園児への感染力が強いために解熱し症状が落ち着いてから登園することが良いでしょう、
【インフルエンザ】
冬場に毎年大流行になる感染症と言えばインフルエンザです。
感染症の中でも特に有名で、毎年予防接種などを行ったりマスクを着用したりと、小さい子どもを持つ方は非常に注意を払っている方が多いのではないでしょうか。
インフルエンザはインフルエンザウィルスに感染することで発症します。
とても感染力が強く一人感染すると数日間で何人にも感染してしまい学級閉鎖に追い込まれることもあります。
インフルエンザは突発的に症状が表れ数日で治まることが多いですが、この数日間は高熱に加えて関節痛、倦怠感といった症状が強く表れ床につくことになります。
『潜伏期間』
1日~4日
『症状』
・38度以上の高熱
・関節痛
・倦怠感
・悪寒
・咳
・鼻水
・喉の痛みなど
インフルエンザはウィルスの増殖スピードが速いので、症状が一気に表れることが特徴です。
悪寒や鼻水が出始めてから数日の間に高熱が表れ全身の痛みや倦怠感、頭痛といった症状が出てきます。
数日間は症状が続きますので、子どもの場合は高熱によりぐったりとしたり、機嫌が悪い、ずっと寝込んだりすることがあります。
急激に症状が表れる一方で、症状が長引くことは少なく、多くの症状は3日程度で治まりますが、中にはインフルエンザ脳症や肺炎など重症化することもありますので注意が必要です。
特に注意しなければならないのがインフルエンザ脳症で、発見が遅く治療の開始が遅れると生命の危機に陥ることがあります。
インフルエンザ脳症はインフルエンザを発症した後に、意識障害や行動に異変、けいれんといった症状が発現します。
インフルエンザ脳症は入院による治療が必要になりますので、以下の症状が見られた場合には、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。
・けいれん
・幻覚
・意味のわからない言葉を話す
・ろれつが回らない
・突発的な感情の起伏や異常な恐怖感
・急に眠ってしまう
・自分の名前や月日、場所など本来であればわかる内容がわからない
・呼びかけに応じずぼーっとしている
『対処、予防』
インフルエンザは、先ほど紹介したように、症状が急激に表れるだけでなく、感染力も強いので1人インフルエンザの症状が見られたら別室で安静にしてもらうようにし保護者へ連絡をしてお迎えに来てもらいましょう。
飛沫感染により感染してしまいますが、インフルエンザは発症して数時間であれば、検査をしてもインフルエンザの陽性反応が出ない可能性がありますので、発症してから最低でも6時間以上経過してから検査をしてもらうようにしましょう。
インフルエンザは発症してから48時間以内であれば、抗インフルエンザ薬の効果がありますので、保護者にはインフルエンザの疑いがあることを伝え、医療機関の受診を促します。
インフルエンザウィルスは低温、低湿度だとどんどん増加していきますので、保育室や感染した子どもがいる部屋などは出来る限り室温を20度~25度かつ、湿度を50%~60%程度に保つように心掛けましょう。
そして、部屋の喚起も定期的に行いマスクを着用し感染拡大を予防することが大切です。
また、インフルエンザが流行する冬になるまでに、インフルエンザの予防接種をしてもらうようにおたよりなどでお願いすることも重要です。
インフルエンザの予防接種を受けても感染しない訳ではありませんが、感染した時に症状が軽く、インフルエンザ脳症の予防にも効果があると言われています。
乳幼児が多く在籍する保育園や幼稚園では、予防接種の協力をお願いしましょう。
『出席停止期間』
インフルエンザは感染力が強くなり、登園や登校をすることは出来ず出席停止になります。
インフルエンザは、発症後5日を経過し、かつ、解熱後3日(児童は2日)を経過するまでと定められています。
ですので、インフルエンザに感染した場合には、発症から6日は最低でも出席停止になります。
しかし、インフルエンザは症状が強く表れることもありますので、出席停止期間を過ぎても体調がすぐれない場合には安静にすることが大切です。
保育園や幼稚園によっては、登園許可書が必要になる場合がありますので、保育士は園では必要になるのかを確認し、保護者へ伝えていきましょう。
【ロタウイルス】
ロタウイルスは乳幼児に多く見られる急性胃腸炎を引き起こす感染症です。
乳幼児では特に症状が重く出ることが多く、数日間下痢や嘔吐に悩まされることもあり、脱水症状などには特に注意が必要です。
2月頃から感染者が増加していき感染力が強いために、園内で一気に広まってしまう恐れがあります。
ロタウイルスは大人も感染しますが、大部分の方は軽症で済みます。
しかし、乳幼児の場合には重症化しやすくなり、急性胃腸炎の中でも入院になる約半数がロタウイルスによるものです。
生後6か月から2歳までの子どもが最も多く感染しますが、5歳までにはほぼ一度は感染すると言われています。
『潜伏期間』
1日~3日
『症状』
・激しい嘔吐
・白色の下痢
・発熱
ロタウイルスは感染性胃腸炎の中でも、特に症状が強く表れることが特徴で、激しい嘔吐や水様性の下痢を引き起こします。
また、39度程度の発熱も併発することがあり、高熱と嘔吐、下痢により脱水症状に陥りやすくなります。
基本的には1週間程度で症状は治まりますが、急激に症状が表れ感染力も高いので保育園や幼稚園では注意が必要です。
『対処、予防』
とにかく症状が激しいロタウイルスですが、感染力も高いことで知られており、ロタウイルスが10個~100個程度が体内に入れば感染してしまいます。
そのため秋以降は特に念入りに予防を行うことが大切です。
ロタウイルスの疑いがある園児がいる場合には、別室に移動してもらい感染拡大を阻止しましょう。
突発的に吐いてしまったり下痢になる可能性が高いので、保育士同士が連携を行い吐しゃ物の処理や、消毒を速やかに行うことが感染拡大の予防として重要です。
ロタウイルスはアルコール消毒剤や高温に対しての抵抗力がありますので、一般的な消毒薬などは効果が期待出来ません。
しかし、最近ではロタウイルスにも効果がある酸性アルコール消毒剤が開発されていますので、1つは保管しておくとよいでしょう。
また、吐しゃ物は速やかに処理しなければどんどん感染が広まってしまいます。
吐しゃ物の処理方法は、園のマニュアルに掲載しておいたり、日ごろから確認をしておくことでいざという時に安心して処理をすることが出来ます。
以下が嘔吐があった場合の処理の流れになります。
『吐しゃ物の処理の流れ』
用意するもの
くつカバー、キッチンペーパー(1袋)、使い捨て手袋(3枚程度)、ごみ袋(2枚)、エプロン(ガウンなど)、マスク、新聞紙、雑巾、消毒薬
◆吐しゃ物の処理の流れ
①くつカバーとエプロン、マスク、使い捨て手袋を着用する。
②周りに飛び散らないようにキッチンペーパー、雑巾、新聞紙で吐しゃ物を集めごみ袋へ入れる。
使用したくつカバーや手袋なども処分する。
③その後嘔吐があった場所付近を広範囲に消毒薬で念入りに消毒する。
④部屋の窓や換気扇を回して30分以上十分換気を行う。
⑤処理を行った後は2回以上手を洗いうがい、消毒を行い服を着替える。
吐しゃ物の処理を行うのは1人で行い、他の保育士は感染した園児や他の園児を別室へ誘導しましょう。
ロタウイルスは予防接種でも感染を防ぐことが出来ます。
赤ちゃんの短期間のみの接種(2価ワクチンは生後6週~24週、5価ワクチンは生後6週~32週)になりますが、重症化しやすい赤ちゃんの場合にはロタウイルスの感染を予防するためにも推奨していきましょう
また、園内では手洗いうがいの徹底をする他、手指の消毒を行っていくことが大切です。
『出席停止期間』
ロタウイルスは感染力が強いですが、出席停止の対象の疾患には指定されていません。
ですので、下痢や嘔吐が回復し食事もいつも通り摂れるようになれば登園することが出来ます。
しかし、保育園や幼稚園の中には登園許可書が必要な場合がありますので事前に確認しておき、保護者へ伝えておくことを忘れないようにしましょう。
【ノロウイルス】
ノロウィルスも秋から冬にかけて感染が多く表れてくる感染症になります。
感染力が強くなり少量のウィルスでも感染しますので、保育園で見つかるとどんどん感染が広まっていってしまいます。
ノロウィルスは胃腸に症状が表れるのが特徴で、嘔吐や下痢といった症状があります。
秋から本格的に流行していきますが、冬季しか流行しないのではなく年間を通して感染する危険があるのも特徴の1つです。
『潜伏期間』
12時間~48時間
『症状』
・激しい嘔吐
・発熱
・吐き気
・腹痛
ノロウィルスも感染性胃腸炎の1つになりますので、嘔吐や下痢といった症状が多くなります。
乳幼児であれば突発的に噴水のような嘔吐をしたり、水様性の下痢が1日に何度も起きます。
発熱や腹痛、頭痛を併発することもありますが、基本的は発熱も38度程度になり、いたって予後は良好です。
『対処、予防』
ノロウィルスもロタウイルスと同様に、感染力が強く10個~100個程度のウィルスが体内に入ることで感染してしまいます。
急激に症状が表れますので、乳幼児は特に急に吐いてしまったり下痢をしてしまい感染が拡大されていきます。
園児が嘔吐してしまった場合には、速やかに吐しゃ物を処理し消毒を行いましょう。
ノロウィルスは一般的なアルコール消毒では効果が十分ではありませんので、専用の酸性アルコール消毒剤を使用し除菌することが大切です。
吐しゃ物の処理方法はロタウイルスと同様になりますので、参考にしてください。
ノロウィルスに感染した園児がいた場合には、別室に移動し安静にするようにしましょう。
発症したら何回も吐いてしまったり下痢をしてしまいますので、保育士は安心できるように声掛けをしながらお迎えまで様子をみましょう。
胃をひっくり返したような嘔吐がありますので、脱水症状が心配になりますが、嘔吐が続いている間は水や食事を摂ってしまうとかえって症状が悪化してしまう恐れがあります。
嘔吐を繰り返している間は、与えても吐いてしまいますので症状が落ち着いてから、スプーンに1さじづつ様子を見ながら与えていきましょう。
飛沫感染や接触感染によって広まっていきますので、手洗いうがいの徹底を行うことが予防に繋がります。
『出席停止期間』
ノロウィルスもロタウイルスと同様に、感染力が強いですが出席停止に指定されている疾患ではありません。
ですので、下痢や嘔吐が治まり食事をいつも通り摂ることが出来たら登園することが出来ます。
保育園や幼稚園の中には、登園許可書が必要な場合がありますので、保育士は事前に確認して必要な場合には保護者へ連絡しておくようにしましょう。
【マイコプラズマ肺炎】
たくさんの種類がある肺炎の中でも、マイコプラズマという細菌に感染して発症する肺炎をマイコプラズマ肺炎といいます。
マイコプラズマ肺炎は以前は4年に1回程度の割合で流行が確認されていましたが、現在は毎年流行しており乳幼児では入院になる恐れがあります。
『潜伏期間』
2週間~3週間
『症状』
・咳
・喉の痛み
・発熱
・倦怠感
・吐き気
・腹痛
・喘鳴
マイコプラズマ肺炎は2週間以上の長い潜伏期間があり、徐々に発症していきます。
症状としては、発熱や頭痛などの全身症状が表れた後、乾いた咳が出始めます。
咳はどんどんひどくなっていき、湿った咳に変わり止まらなくなってきます。
発熱と同時くらいから咳の症状はありますが、解熱後も咳は1カ月近く続くことがあります。
中には、マイコプラズマ肺炎と同時に中耳炎や髄膜炎、脳炎などの合併症を起こす場合がありますので、子どもの様子をしっかりと観察しておくことが大切です。
『対処、予防』
マイコプラズマ肺炎は発熱や咳が症状として表れていき、飛沫感染により流行が拡大していきます。
ですので、保育園では手洗いうがいの徹底やマスクの着用を行い、共用部分や手指の消毒を行うことで予防することが出来ます。
マイコプラズマ肺炎の場合、症状が緩和されていっても細菌の排出は続いていきますので、感染者が増えてしまう恐れがあります。
マイコプラズマ肺炎と診断された園児にはマスクの着用をお願いしましょう。
『出席停止期間』
マイコプラズマ肺炎は出席停止になる疾患ではありません。
ですので、咳が軽くなったり解熱すれば登園することが出来ます。
咳が続くと夜中も寝られなかったりして、睡眠不足から体調がすぐれない場合もありますので、子どもの体調をしっかり観察しながら登園出来るかを検討しましょう。
2、秋から冬の保育室の環境を整えることも予防の1つの手段
感染症が蔓延しやすい秋から冬ですが、その原因の1つとして園内での活動が増えてしまうことが挙げられます。
園内では暖房機器によって空気が乾燥してしまい、ウィルスが増殖しやすい環境を作ってしまいます。
そのため、秋から冬にかけては、保育室の環境をしっかりと整えていくことが大切になります。
保育室の環境整備のポイントは以下です。
①こまめな換気を行う
②室温と湿度を適温に保つ
③共有部分の消毒を行う
冬場はどうしても屋内で過ごすことになり、暖房機器を使用しますので、空気が非常に乾燥してしまいます。
また、子どもは体温調節機能が未熟で外気温に影響されやすくなりますので、保育室は適温を保つことが大切です。
冬場の保育室は20度~23度で湿度は40%~60%に調節を行い暖房機器を使用しましょう。
湿度を上げるには加湿器を使用することが望ましいですが、加湿器はしっかりとメンテナンスを行っていないとカビが発生してしまい、そのまま使用すると空気中にカビをばらまいてしまうことになります。
ですので、加湿器は定期的に掃除を行い清潔を保つようにしましょう。
暖房機器を使用した場合、換気を小まめに行うことも大切です。
ずっと暖房機器を使用していると、体や頭がぼーっとしてしまいますので、1時間に1回5分~10分程度は暖房機器を止めて窓を開けて換気を行いましょう。
感染症の対策にはおもちゃやドアノブ、扉などはアルコール消毒薬で消毒を行いましょう。
3、まとめ
秋から冬にかけては、ノロウィルスやロタウイルスといった嘔吐の症状が表れる感染症が増えていくだけでなく、インフルエンザといった感染力が強い感染症も増えてきます。
空気が乾燥しているとウィルスが活発に活動してしまいますので、適温と適切な湿度を保つようにしましょう。
保育士は子どもを保育するだけでなく、環境を整えていき衛生管理も行うことで子ども達が健康で過ごせるように支えていくことが大切です。
本格的な感染症のシーズンになる前に、保育室の環境について見つめなおしてみましょう!
この記事を書いた人
【所属】
株式会社ドットライン 代表取締役兼ドットライングループCEO
一般社団法人 全国介護事業者連盟 千葉県支部 支部長/関東支部 副支部長
一般社団法人 サービス管理責任者協会 理事
社会福祉法人 和心会 理事
【資格】
保育士、社会福祉士、介護福祉士、サービス管理責任者、児童発達支援管理責任者、宅地建物取引主任者、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具専門相談員
【略歴】
千葉市立稲毛高校、日本社会事業大学 社会福祉学部卒。慶應義塾大学法学部(通信課程)学士入学。
パソナグループ 株式会社ベネフィットワン(東証一部上場)にて、法人営業部として勤務後、ボートレーサー(競艇選手)試験に合格し、ボートレーサー養成所(108期養成員)入所。
退所後、起業。日本初のボートレーサー試験予備校を設立し、合格者8割以上のシェア達成。マーケティング事業等を経て、2011年 株式会社ドットライン創業。2014年より医療・介護・福祉・保育事業開始。
【メディア実績】
日本経済新聞、日経BizGate、千葉テレビ、産経新聞、東京新聞、高齢者住宅新聞など多数