好き嫌いについて【管理栄養士の給食ブログ】
みらいのまち保育園、管理栄養士の山﨑です。
日増しに秋も深まり、朝夕は肌寒くなってきましたね。
早いもので、2020年も残すところあと3か月を切りました。
今回は食べ物の「好き嫌い」について
お話したいと思います。
以前、当園にお子様を預けているお母様から、
「家であまり野菜を食べてくれない…」
とお話がありました。
でも実はそのお子様、
保育園給食の手作りドレッシングの
サラダは完食していたので、
「酢:油:砂糖=2:2:1」
のドレッシングレシピをお伝えしました。
すると、後日そのお母様から、
「先生!お家で
酢を使ったサラダを試したら、
野菜とてもよく食べました!」
といううれしいお声が。
そのお子さんに限らず、「酢」を使った
手作りドレッシングのサラダは
意外とよく食べてくれます 😉
フルーツを入れるとフレンチ風に、
ごま油・春雨を入れると中華風に、
醤油・しらすを入れると和風になるので、
調味料や食材を変化させることでバリエーションも増えます。
★トマトサラダ★
トマト、胡瓜、玉葱、しらす、酢のドレッシングの組み合わせです。
★きゃべつのサラダ★
人参、胡瓜、きゃべつ、酢のドレッシングの組み合わせです。
「酢」と聞くと、
子どもは苦手そうなイメージですが、
一度加熱することで酸味は和らぐので、
酸っぱさはそんなに感じられず、
さっぱりとした味わいになります。
また、「酢」は
血糖値上昇を緩やかにさせる効果もあるので、
家族の健康意識も高まるかもしれませんね。
そもそもなぜ、
食べ物の好き嫌いは
生じてしまうのでしょうか。
好き嫌いは、
見た目・味・匂い・食感
などの感覚で、脳が判断しています。
つまり、その食べ物のどこが嫌いなのかを
知ることで、直せるものもあるんです。
見た目や味が嫌いになりやすい青菜は、
コーンとマヨネーズで和えると、
見た目も味も変化させることができます。
食感が苦手なものは、調理法を変えて、
天ぷらやフライにしてみるのも良いかと思います。
例えば人参。
細かく刻んでミートソースやハンバーグ、
炊き込みごはんやおにぎりなどに入れてしまえば、
意外と食べられる食材です。
★人参しらすおにぎり★
次に大豆。
大好物のカレーにこっそり入れてしまうのも一つの手段です。
★大豆カレー★
「この食材、
そのままだと食べられないけど、
このメニューなら食べられる!」
というところからスタートし、
様々な料理から食材に触れていくことで、
嫌いなものも自然に食べられるようになると良いですね。
ではまた次回もよろしくお願い致します。