障害者グループホームで働く『世話人』とは?資格は必要かも調査

障害者グループホームは、障害を抱えているために一人で生活することが困難な方に対して、支援やサポートを行っていくことで自立した生活を送ることを支援していく施設になります。

障害者グループホームでは少人数の共同生活を送りますが、その際に障害があるために日常動作で不自由に感じてしまうことや、サポートが必要な場面で適切な支援をしてくれる職員の『世話人』がいます。

では、障害者グループホームで働く『世話人』とはどのような方になるのでしょうか?

今回は障害者グループホームで働く『世話人』になるためには、どういった資格が必要かも合わせて紹介します。

 

1、障害者グループホームでは支援を行うための人が常駐している

身体障害、知的障害、精神障害と様々な障害によって自立した生活を送りたくても自分1人では送ることが難しいために、現在も家族の支援を受けながら生活を送っている障害者の方は多くいます。

障害を抱えている人は、成人してからも自宅で親や家族、親族と同居により支援を受けている方が多くなります。

しかし、自分らしい生活を送りたいと望む声は多くなり、そのための事業所である『障害者グループホーム』が設置されました。

障害者グループホームは、自分で生活を行っていくスキルを育んだり、社会生活や地域との交流を測ることを望む場合の架け橋となる役割が担われています。

このように、自分の出来る範囲を増やしたり、出来ない所をサポートしてもらいながら生活を行いますが、障害者グループホームの場合そのサポートを行うためのスタッフが常駐しています。

障害を抱えていても、そのスタッフのサポートや支援を受けながら生活を行っていくことで、自分らしい生活を送ったり、他の方とのコミュニケーションをとることが出来るようになります。

では、障害者グループホームで働くスタッフとはどのような方なのでしょうか?

 

2、障害者グループホームでメインの支援を行う『世話人』 

障害者グループホームで利用者のサポートを行うのは「サービス管理責任者」と「世話人」がいます。

中でも世話人は、障害者グループホームで利用者が快適に生活を行っていくためになくてはならない方でです。

では「世話人」とはどのような方なのでしょうか?

障害者グループホームで、利用者に対してサポートや支援を行っていく人を『世話人』と言います。

世話人とは大相撲での世話人ではなく、障害者総合支援法で定められているグループホームを経営するにあたって必要となる人員配置基準に指定されている方のことを指します。

世話人は介護サービス包括型グループホーム、外部サービス利用型グループホーム、サテライト型住居の3つのグループホーム全てに配置されており、必ずそれぞれの施設に配置されていなければなりません。

障害者グループホームでは、この世話人の方が利用者にとって必要となる総合的なサポートを行います。

日常生活で不自由に感じる入浴や排泄、食事の介助といったサポートから、一緒にコミュニケーションをとる相手、利用者の相談相手と心身ともにサポートを行っており利用者の心に寄り添い支えになっていきます。

 

3、世話人になるために必要な資格はある?

では、世話人になるには何か資格は必要となるのでしょうか?

資格が必要となるサービス管理責任者などと違い、世話人の場合は必要な資格はなく、無資格でも障害者グループホームで働くことが出来ます。

しかし、世話人として仕事に従事するためには、障害がある方の入浴や排泄といった日常生活内での支援に加えて、食事の用意や掃除といった家事全般のスキルが必要になります。

また、障害者グループホームによっては知的障害といった自分の意思を伝えることが難しい方や、思うように動くことが出来ない方もいらっしゃいますので、相手が何を求めているのか、どうして欲しいのかといった気持ちを汲み取ることが出来るとよりよいでしょう。

しかし、障害者グループホームで働くとなると障害に対しての基本的な知識や理解が必要となります。

ですので、現在はヘルパーなどの介護関連の資格を持っている方が優遇される傾向にあります。

特に障害者グループホームの場合には、1日一緒に生活をする中でその人にあった支援やサポートを行っていかなくてはなりませんので、基本的な知識がある方が良いでしょう。

それぞれの障害者グループホームによって、世話人に求める資格や経験は異なりますので、世話人として働きたいと思った場合にはまず施設へ直接問い合わせてみるのがおすすめです。

 

4、『世話人』として障害者グループホームで働くためにはどうすれば良い?

障害者グループホームで障害がある方の日常生活の支援を行っていく『世話人』ですが、働きたいと感じた時にはどうすれば良いのでしょうか?

先ほど紹介したように、『世話人』として働くためには、働く施設で必要となる障害に対しての知識や家事全般を行えることが望ましいです。

他にも、自分の意思を伝えることが難しい人の思いを汲み取ったり、求めていることに気付くことが出来る観察力や洞察力といった障害がある方への迅速な対応が求められます。

相手を思いやる気持ちを持って働くことが出来る職種ですので、非常にやりがいがあり充実した仕事内容ですが、実際にはハローワークや求人広告では『世話人』を募集しているのはあまり見かけることが出来ません。

『世話人』は、障害者グループホームなどの障害福士サービスの事業所や施設で働くことになりますが、障害者グループホーム自体まだまだ普及出来ていないことや、介護職に比べて求人広告に掲載するほど大々的に募集を行っていないことが理由として挙げられます。

そのため、もし障害者グループホームで『世話人』として働きたい場合には、まず希望する障害者グループホームに直接連絡し問い合わせましょう。

障害者グループホームまだまだ施設の数自体が少ないので、『世話人』を求めている施設は少ないことが多いですが、障害を抱えている人と一緒に生活することで様々な喜びや楽しみがあります。

 

5、まとめ

障害者グループホームで、困難に感じるシーンでのサポートを行うだけでなく、障害がある方にとって心の支えにもなる『世話人』。

『世話人』になるために必要な資格はありませんが、身体的な介助を行ったり、入浴や排泄などの介護も行う場合がありますので、介護福祉関連の資格や経験があるとより働きやすくなるでしょう。

障害者グループホームは、障害がある方が自立や社会生活を目指し共同生活を行う場ですので、日々成長する姿や様々な発見をすることが出来ます。

そのサポートを行う『世話人』は利用者が成長する姿を実感することが出来るだけでなく、自分自身も成長することが出来る非常にやりがいがある職種になります。

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