障害者グループホームの対象となる人は?障害に制限はある?

障害を抱えている人にとって、一人で生活を送っていくことは困難な場面が多々起きてしまいます。

しかし、年齢を重ねていくにつれて自立した生活を送りたいと思ったり、自分で出来るようになりたい、と感じることも増えてくるでしょう。

そういった時に、必要なサポートを受けながらも自分で生活を行っていく施設が障害者グループホームです。

では、障害者グループホームに入居することが出来る方に制限はあるのでしょうか?対象となる障害について解説します。

1、障害者グループホームは自立を目指す施設

障害を抱えていると自分で生活をしていくと、困難な場面に直面することが出てきます。

身体障害や精神障害、知的障害などそれぞれの障害によって日常生活で支援が必要となっていきます。

そのため、障害者の多くが成人した後も親や親族と同居して生活を送っている人が多く、自分1人で生活を送っている人はまだまだ少ないのが現状です。

特に知的障害者の場合、サポートなしに自分で生活を送っていくことが難しく8割の方が親元を離れられないままになっています。

しかし、今は親や家族がサポートを行い生活を送ることが出来ても親や家族が高齢になっていくと支援やサポートを行うこと自体難しくなってしまします。

そういった時が来る前に、自分で生活を送っていくことを自身が望んだり、家族が自立した生活を送れるようになって欲しいと思うことがあります。障害者グループホームは、障害がある方が

自立した生活を送っていくために必要な支援を行いながらも、出来ることは自分で行ったり、他の方と一緒に生活を共にする中で必要な生活スキルを身につけていきます。

特性を把握し必要な時に、必要な分だけサポートを行うことで、自立心を高めていくことが障害者グループホームでの大きな目的になります。

2、障害者グループホームの入居の対象になる障害とは?障害者支援区分とは?

障害を抱えている方にとって、支援を受けながら自分で生活を送っていくことは地域社会へ進むにあたって第一歩に繋がります。

では、障害があればだれでも障害者グループホームを利用することが出来るのでしょうか?

障害者グループホームを利用するためには対象となる障害が決められており、どのような障害の方でも利用できるということではありません。

障害者グループホームは自立を目指す福祉施設になりますので、支援やサポートがあれば自分で生活を送ることが出来る人になります。

必要な支援を元に地域での共同生活を送る事が出来る方が対象になりますので、重度の介助や看護が必要であったり、重度の障害の方は自立を目指す障害者グループホームの場合であれば利用することが難しくなります。

しかし、現在は障害者グループホームの中でも日中活動サービス支援型グループホームがあり、こちらは重度の心身障害者の方であっても利用することが可能になっています。

従来よりも多くの障害に対しての厚いサポートを受けることが出来るようになりました。

障害者グループホームの利用対象となる障害としては、

①知的障害者
②身体障害者
③精神障害者
④難病患者

になります。

それぞれの障害者グループホームによって、対象となる障害は異なりますのでケアマネージャーや市区町村の相談員に問い合わせして、対象の障害に含まれているかを確認しておくことが大切です。

また、障害者手帳に加えて障害支援区分の1~6に認定されていることも入居する際の条件になります。

障害支援区分とは、障害者総合支援法でどの障害に対しても公平なサービスやサポートを受けることが出来るように、障害を抱えている人に対してどのようなサポートやサービスが必要としているかを誰が見ても理解、判断出来るように記したものです。

障害者支援区分を示してもらうためには、市町村などの自治体が行う認定調査を受けることが条件となります。

認定調査では、80項目(*1)の身体や内面の状態についての聞き取りと、医師による指示書の24項目、そしてそれぞれの個人の状態や特記事項などを記入して市町村審査会で審査が行われます。

これらの調査項目を総合的に見つめ判断して障害者区分が認定されます。

障害者支援区分は区分1から区分6までに分かれており、数字が大きくなるほど必要とされる支援が高いことを表しています。

このように、障害者グループホームを利用するにあたっては、それぞれの施設が定める障害であれば基本的には利用することは可能になります。

障害を抱えていても、支援やサポートがあれば自立した生活を送っていくことが出来る場合には入居することが出来ます。

しかし、重度心身障害者の方の場合には利用する施設は限られており、日中活動サービス支援型グループホームになります。

(*1)
①移動や動作等に関連する項目(12項目)
②身の回りの世話や日常生活等に関連する項目(16項目)
③意思疎通などに関連する項目(6項目)
④行動障害に関連する項目(34項目)
⑤特別な医療の関連する項目(12項目)

3、入居するためには障害者手帳の取得をしておくことが大切

障害者グループホームに入居に関しては自治体の申請は必要ありませんが、障害者手帳が交付されていることが入居条件になります。

障害者手帳は自治体に申請を行わなければなりませんので、事前に障害者手帳の申請を行いましょう。障害者手帳が交付されることで、様々な支援を受けることが出来たり、費用の援助を受けることが出来ます。

障害者グループホームでは、その人にとってどのような支援やサポートが必要なのかといった支援計画を行うためにも、障害者手帳や障害者支援区分を参考にしていきます。ですので、入居を考えている場合であれば先に障害者手帳や障害支援区分を自治体へ申請しておきましょう。

中には更新が必要なものがあったり、申請をしてから時間がかかる場合もありますので、前もって手続きを行っておくことが大切です。

4、まとめ

以前は障害者グループホームでは重度心身障害者の方は利用することが出来ませんでしたが、日中活動サービス支援型グループホームが登場してからは、重度心身障害者の方も利用することが可能になりました。このように、障害者グループホームは現在対象者が幅広くなってきています。

それぞれの施設によってどの障害を対象としているかは異なりますので、事前にケアマネージャーや市区町村の福祉窓口へ相談へ行くとどこが適しているか、対象としているかを知ることが出来ます。

障害者グループホームは必要な支援を受けることでその人が自立した生活を歩んでいく第一歩に繋がる福祉施設です。一人暮らしでは心配であったり不安に感じる場合には、まず障害者グループホームの利用を検討してみましょう。

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