バリアフリーという言葉は福祉用語の中でも広く浸透していますが、単的に意味を表すと『障壁を取り除く』ということになります。
福祉でのバリアフリーといえば、例えば車椅子の方が乗り越えられない段差をなくす等の物理的なもののイメージが強いですが、現在は多くの場面でバリアフリーという言葉を使用します。
バリアフリーの対象となるバリアは『物理的なバリア』『制度的なバリア』『意識上のバリア』『文化情報面のバリア』の4つが挙げられます。
『物理的なバリア』…段差や狭いといった物理的なバリア。
車いすの方が利用することが困難である段差や階段、狭いトイレ、子どもが届かない公衆電話や自動販売機等
『制度的なバリア』…障害等の理由により視覚が制限されるといった制度上のバリア。
障害があるために就職が出来ない、障害を考慮した試験を認めない、障害の有無で制 限されること、盲導犬を連れての利用が出来ない場所等
『意識上のバリア』…障害のある方や高齢者などへの偏見、無関心といった心理的なバリア。
障害がある=かわいそうと思ったり、点字ブロックの上に自転車を置いたり物を置いたりする等
『文化情報面のバリア』…情報を得ることが出来ないことや、文化的な活動の機会が得られないという面でのバリア。
通訳がいない、託児所がない等