家政婦(夫)として覚えておきたい!掃除の裏技

家政婦(夫)として覚えておきたい!掃除の裏技

家政婦(夫)として働くうえで欠かせないのが、お掃除。

依頼主の家を清潔に保つ大切なお仕事の一つです。普段、自宅でしている掃除の知識を役立てることもできますが、より効率よく作業したいと思いませんか?

高齢者は視力の低下や筋肉の衰えなどによって、部屋の隅々まで掃除することを難しく感じている場合が多いです。最近では感染症の影響もあり、以前よりも衛生面に気を遣っている方も増えています。

そこで、今回は効率よく細かいところまで綺麗にできる「掃除の裏技」をご紹介します。専門的な知識は必要なく、気軽に行えるものばかりを集めたので、是非、試してみてください。

業務サクサク!掃除の裏技

①時間短縮?ラップ活用術

料理でよく使うラップ。食品が冷めないように上にかけたり、包むようにして保存するときに使って、後は捨てていますか?実は掃除でも上手く活用することができるんです。

使い終わったラップを丸めて、スポンジの代わりにしてみてください。シンクの汚れや水道本体の汚れも、洗剤でこすって落とすことができます。スポンジと違ってラップは柔らかく形の調整がしやすいので、細かいところまでこすることができます。

また、使い終わったらすぐに捨てられるため衛生的にも問題ありません。スポンジだと定期的な消毒や買い替えが必要になってくるため、手間を省くことができるでしょう。

さらに、浴槽や水回りなどの頑固な汚れには洗剤を付けておき、上からラップをかけることによって薬剤を浸透させることができます。料理のときだけでは無く、掃除のときにもラップを上手に利用してみてください。

②油汚れは温めてから洗う

頑固な油汚れは、ついつい洗うのが億劫な気持ちになってしまいますよね。ですが、洗剤でこする前にお湯につけておくことによって、汚れが落ちやすくなります。お湯につける際に重曹も入れておくと、より効果的です。

バケツのような入れ物でつけるのも良いですが、霧吹きタイプの入れ物で手早く使えるようにするのがオススメです。状況や必要に応じて使い分けましょう。

強くこするとキッチンの設備や、料理道具にキズを付けてしまうこともあるので、力要らずのこの技を使うのが良いかもしれませんね。

③カーペットの匂いには重曹を

カーペットの匂いや汚れが気になる場合は、掃除する前に重曹を振りかけておくと良いです。重曹が吸収してくれるので、楽に掃除機をかけることができますよ。大きい掃除機は重いため、広範囲を掃除するのは辛い人も多いでしょう。一手間で楽にできるので、試してみてください。

カーペットの種類によっては、特定の洗剤の使用が推奨されているものもあります。依頼主によく確認してから行うようにしましょう。

また、掃除機をかけるときにはカーペットの生地を逆立てるようにかけてみてください。毛が長いタイプだと十分にホコリを取ることが難しいため、こうして毛先を起こすことで、奥の汚れまでキレイにすることができます。

④玄関掃除には「セスキ水」

人の出入りが多い玄関は、土やホコリなどが溜まりやすい場所の一つです。水を使って、洗い流してしまいたいと思うかもしれません。ですが、それは間違いです。何故なら水が溝に溜まったり、流れ出た水が家の外を汚してしまったりするからです。

玄関の掃除は、ホウキで掃いてから「セスキ水」をスプレーして拭き取りましょう。極力水を付けないのがポイントです。拭く布は、使い古した服や雑巾など、捨てても構わないものを使いましょう。

玄関は、全ての来客の目に付く空間です。そこをキレイに保つことは、依頼主にも喜んでもらえることでしょう。

全ての掃除法に言えることですが、薬剤などに特定のアレルギーを持っている人もいるので、依頼主に確認してから行うようにしましょう。

清潔は体と心の健康にもメリットが

家を清潔に保つことで避けられるリスクが多くあります。まず、ホコリやカビによる病気を予防することができます。

さらに、家がキレイになることで依頼主に前向きな気持ちになってもらうことができます。いつも散らかっていて汚れている空間では、後ろ向きな気持ちになっても仕方ありません。最近では「セルフネグレクト」という言葉もよく聞きますが、部屋の状態と心は大きな関係があると言われています。

このことからも、家を清潔に保つのは衛生面だけのことでは無いと言えるでしょう。家政婦(夫)として、十分にサポートできるように心掛けていきましょう。

「持続的な清潔」を目指すこと

一度、家をキレイにしたら終わりというものではありません。家政婦(夫)としての勤務がどれ程続くのかは様々ですが、その後も依頼主の生活は続いていきます。

高齢の依頼主でも、部屋を清潔に保てるように手助けすることができます。掃除用具を手の取りやすいところに置いておいたり、簡略化できるようなアイテムを用意しておくなど、持続的なものになるよう努力しましょう。

まとめ

家がキレイだと誰でも嬉しくなるものです。ちょっとした裏技から、より効率的に掃除が行えるようになったのではないでしょうか?

お伝えした方法以外にも、依頼主のニーズに合わせながらアレンジしてみてください。

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