家政婦(夫)として準備しておきたい道具や服装は?

家政婦(夫)として準備しておきたい道具や服装は?

家政婦(夫)という仕事に馴染みがないと、使う道具や服装について悩んでしまうかもしれません。準備ができていないと、短時間で効率的に作業を行うことは難しいでしょう。

掃除道具も、家によって何を使っているのかは様々です。そもそも、道具は自分で持ち込むのか、依頼主の家にあるものを使うのかどちらなのでしょうか?

今回はそのような疑問に答えるために、準備しておきたい道具や服装についてご紹介します。

1.道具について事前に確認しておく

結論としてですが、掃除などのために必要な道具を自分で用意するのか、依頼主の家にあるものを使うのかは企業の方針によって異なります。ですが、洗剤などにアレルギーを持っている方も増えているため、最近では「依頼主の家にある洗剤や道具」を使うことが多いようです。

それぞれにこだわりを持っている人も多いので、依頼主が日頃から愛用している物を使う方が満足してもらえるかもしれません。

しかし、道具の準備は必要ないからといって安心していると、思わぬ落とし穴にひっかかることも。当日、依頼主のお宅に伺ったときに、必要な道具が揃っていなかったというケースも多いようです。

初めて家政婦(夫)サービスを利用する方は、道具についてまで気が回っていないことが多く、せっかく訪問しても満足に作業が行えなかったというトラブルが発生しやすいのが事実です。なかには、「作業中に依頼主がスーパーまで洗剤を買いに行った」という経験を語る人までいます。

無い場合は代用品で作業を進めることもありますが、可能であれば事前に電話やメールで必要なものを伝えておくことができるでしょう。

2.準備しておくと便利なアイテム5種

勤務前に準備しておくと便利な5個のアイテムを紹介します。どれも身近なアイテムで用意しやすいので、チェックしてみてくださいね。

①はたき

最近では高齢者の依頼主が多いため、高い場所の掃除をして欲しいと言われることが増えています。さらに、視力の低下によってホコリが見えていないことも多いです。

掃除機で吸えない箇所は、はたきを使用するのが良いでしょう。クイックルワイパーなどは使い捨て仕様のため、衛生面でも安心して使えます。

②手袋、歯ブラシ、スポンジ

普段使っていないような洗剤を使用することで、手が荒れてしまうことがあります。手荒れから出血してしまうと、調理などを通して感染症のリスクが生じることもあり、極めて危険です。

安全のためにも手袋は必ず着用しましょう。ビニール製の使い捨てできるものや、水回りに強いゴム製のものなど複数個準備しておくと便利でしょう。

また、意外に用意されていないのが掃除用の歯ブラシです。風呂場や玄関、窓などの頑固な汚れに活躍するのですが、スポンジしか無いことが多いので準備しておきましょう。

加えて、スポンジが各場所に1種類ずつしか無いということもありえます。メラミンスポンジなどもあると心強いでしょう。

③洗剤

洗剤でメジャーなものだと中性洗剤や酸性洗剤、アルカリ性洗剤、重曹、クエン酸、クレンザーなどがあります。中には窓や玄関用の洗剤が無いということがあるかもしれません。代用できるものは構いませんが、最低限、必要な洗剤があるのか確認しておきましょう。

3.動きやすい服装を心がける

着飾ったり、個性が強く現れるような服装はふさわしくありません。控えめで、動きやすい服装を心がけましょう。制服が支給されるところもありますが、自由に選べる場合は「ポロシャツ」や「コットンシャツ」、「ストレッチ性が高いパンツ」が無難です。

ジーンズやダメージ加工が入っているものは、だらしない印象を与えるので避けましょう。パンツはしゃがみやすく、裾をある程度めくれるものがオススメです。

また、依頼主の家に素足で上がるのは厳禁です。靴下は必ず着用するようにしましょう。

4.初回の印象を大切にしよう

依頼主が家政婦(夫)サービスを継続して利用してくれるかどうかは、初回の印象が大きいです。しっかりと対応できていれば、「次回も頼んでみようかな」と前向きに考えてくれることでしょう。

服装の他にも、髪の毛はまとめているか、爪は短く切ってあるか、笑顔は固くないか、挨拶はできているかなども意識しましょう。

初めての仕事では上手くいかないこともあるかもしれません。ですが、笑顔で真摯に業務を行っていれば依頼主にも伝わるものです。家政婦(夫)に必要なのは効率が全てではありません。コミュニケーション能力や人となり、熱心さも不可欠です。

アクシデントがあっても過度に落ち込まずに、自分が今できていることをポジティブに捉えていきましょう。

5.まとめ

事前にしっかりと準備ができていると、当日も慌てずに作業することができます。落ち着いた様子を見せることで、依頼主にも安心感を与えることでしょう。

これから家政婦(夫)の仕事に挑戦してみようと考えている方は、是非、参考にしてみてください。

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