障害者グループホームとは?内容や種類を解説

1、『障害者グループホーム』は障害福祉サービスの中の1つ

『障害者グループホーム』とは障害者総合支援法に元づいて支給されるサービスである障害福祉サービスの中の1つで、障害を抱えている人たちが一緒に日常生活を送っていく住居のことを指します。

障害を抱えている人にとって、1人で生活をしていくことが難しかったり、日常生活の中で困難に感じる場面が存在します。

『障害者グループホーム』では共同生活を送る上で、それぞれが困難に感じる場面のサポートを行いながら、多くの人と共に生活をしていきコミュニケーションをはかったり、自立した生活を送っていくために設けらた施設になります。

ひとえに「障害がある」と言っても、それぞれの方によって程度や症状は様々で、自分で出来る範囲も違いがあります。

その人が出来る範囲をしっかりと把握し、出来る範囲を尊重し自分で行いつつ、難しい場面は支えながら生活をしていきます。

現在は『障害者グループホーム』といっても地域との結びつきを大切にしていき積極的に交流をはかったり、多くの季節の行事が用意されている所もあります。それぞれの施設によって、特色がありますので、利用者にあった『障害者グループホーム』を選択することが出来ます。

2、そもそも『グループホーム』とは?

では、そもそもグループホームとは何を指すのでしょうか?

グループホームとは病気や障害といった何らかの身体が自由に動かしづらい方や、生活が困難な方が集まって共に生活する社会的介護の形態のことをいいます。

基本的には大人数ではなく、少人数での生活を行いますのでそれぞれの身体の状態をしっかりと把握し、適切なサポートを行っていくことが出来ます。

グループホームの発祥は福祉が先進しているヨーロッパのスウェーデンで、ノーマライゼーションの一環として広く世に浸透していきました。

元々は普通の2階建て住宅を介護サービスを行う場所として取り組み始めたことが、現在のグループホームに繋がっていると言われています。

日本では1990年代に入りグループホームの原型となるものが作られ、1997年には厚生労働省により地方対応型老人共同生活援助事業として介護に関する事業や内容が整備されました。その後も介護報酬や介護サービスの充実などが整えられていき現在に至ります。

 グループホームは障害者だけでなく高齢者のグループホームもあり時代に合わせて多様化していっています。グループホームで生活をしていくことで地域社会に溶けこみサポートを受けながらも自立した生活を送ることが出来るようになり、障害や病気を抱える人の新しい介護の在り方として注目されています。

3、『グループホーム』の種類一覧

グループホームといっても、障害者グループホームだけでなく認知症の方向けのグループホームもあります。それぞれの、グループホームの目的や利用内容を紹介します。

『障害者グループホーム』

 障害者グループホームとは、障害や病気により生活を自分1人で行っていくことが困難な場合に利用することが出来ます。障害者グループホームでは、少人数で一緒に生活を行っていくと共に作業時間なども設けられていますので、仕事をするという感覚も育んでいくことが出来ます。

現在は障害者グループホームでも、知的障害や精神障害などそれぞれの障害に合わせてグループホームが作られていますので、自分の適したグループホームを利用することが出来ます。障害者グループホームも、生活指導員や世話人といったサポートを行ってくれる上にコミュニケーションをとる機会が多くあります。

コミュニケーションをとり、一緒に生活を行う中で地域との関係や自立心を養うことが出来ます。

また障害者グループホームの場合、サービスの内容によって3種類に分けられます。

【介護サービス包括型】

障害者グループホームの中でも、特に休日や夜間といった時間に介護が必要となる方を対象としているのが介護サービス包括型のグループホームになります。生活支援員などが日常生活の中でも、介護が必要とされやすい食事や入浴、排せつや着替えといった介護サービスを行っていきます。自分でこういった動作がしずらい人が介護サービス包括型のグループホームを利用することが出来ます。

【外部サービス利用型】

 介護サービス包括型のグループホームと似ていますが、外部サービス利用型の場合には、排泄や入浴といった介護支援についてはグループホーム内で行うのではなく外部の委託契約を結んだ介護事業者が行うことになります。それ以外の家事や相談といった支援については、グループホーム内の生活支援員が行っていきます。

【日中活動サービス支援型】

平成30年に改訂された障害者福祉サービス等報酬改定によって新しく創設されたのが日中活動サービス支援型グループホームです。日中活動サービス支援型グループホームの場合には、今まで対象になっていなかった重度心身障害者の短期入所や一時的な宿泊を行う施設になります。他のグループホームと同様に、地域生活を送ることが出来るように外出や余暇活動などの支援を行っていくと共に、日常生活上で困難な場面のサポートもしっかりとおこなわれます。

『認知症グループホーム』

介護制度の中ではグループホームというと一般的に認知症のグループホームになります。認知症グループホームは『認知症対応型共同生活介護』と言い、認知症であるために生活を送っていくことが困難な場合に利用することが出来ます。介護職員が付いてサポートをしながら、少人数で生活を送っていく中で入浴や排泄、食事といった生活を送る上で必要となる生活動作の訓練を行くことが定義付けされています。レクリエーションが行われたり、季節行事が行われることもあり、少人数であるために互いにコミュニケーションをはかることが出来アットホームな住空間で充実した生活を送ることが出来ます。

このように、グループホームといっても認知症の方を対象としたものから、障害や病気を抱えている人を対象にしたものものと2種類のグループホームに分けられます。
しかし、障害者グループホームの場合、知的障害がある方や精神障害がある方を対象にしたグループホームにわかれていきますので、利用者にとてよりよいサポートを受けられるようになります。

4、まとめ

今注目されている『障害者グループホーム』。障害があるために、自分1人で生活を行っていくことが不安である場合に、しっかりと困難な箇所はサポートをしてもらいながらも、日常の活動や作業をこなしていきコミュニケーションをとり地域社会と繋がっていくことで、新しい刺激となり自立や社会生活への一歩に繋がっていきます。

障害者グループホームは、今までの各家庭でのタテの繋がりでのコミュニケーションから、一緒に少人数で他人と生活を共にするヨコのつながりも育むことが出来るので、障害がある方にとっても大きな刺激になります。

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