こんにちは。ドットライフ(訪問看護・リハビリ)統括所長の倉形です。
今回は、精神科訪問看護に関して書かせて頂きます。
*訪問看護で精神疾患を持っている利用者様にサービスを提供できるのは、看護師と作業療法士です。倉形は理学療法士のため、現在基礎から勉強しています。
夢のまち訪問看護には、『精神障がい者の在宅看護セミナー*』を修了した看護師・作業療法士が総勢20名以上在籍しております。24時間対応で、利用者様をサポートさせて頂いております。弊ステーションの職員は、精神疾患を抱える利用者様に対して専門知識に基づいたサービスを提供しています。
*精神科訪問看護を行うための条件の一つです。
現在、精神疾患患者様が病院を出て、地域で生活するという流れが加速しています。他の疾患同様、(もしかしたらそれ以上に?)「入院から在宅へ」の流れになっているのが精神疾患の特徴のようです。
『精神障がい者の在宅看護セミナー』の資料によると、訪問看護サービスを定期的に受けている利用者様の方が、
① 精神疾患の悪化に伴う入院が少なく
② 入院しても短い入院期間で退院できる
そうです。
理由としては、
・お薬をきちんと管理すること
・専門家に定期的に話を聞いてもらいアドバイスを受けること
・症状が悪化したら早い段階で受診すること
で症状悪化を予防できるためのようです。
私は、精神疾患の基礎を勉強していて、とても奥深い分野であることが改めてわかりました。例えば、精神「疾患」という表記ですが、現代の医学では、脳を含めた体を構成する「組織」の異常は発見できない疾患も多くあります。
また、正常と異常を分けるはっきりとした基準はなく、便宜上境界線を引いているのが現実のようです。さらにこの境界線も時代と共に少しずつ変わったりする(恐らく今後も変わる)そうです。。。。
何かに対して異常(と私の様な凡人は感じてしまう程)に執着し、集中力を発揮するというのも、いくつかの精神疾患の症状の一つです。しかしこの症状は、見方を変えれば、将棋や囲碁といった知能ゲーム、学問、芸術で突出した成績を残すのに有利な「才能」にもなり得ます。この様なことを意識してTVを観てみると、確かに有名な「天才」達にもその様な特性を感じさせる方がいらっしゃいます。
どこまでが「個性」でどこからが「疾患」か?現代においても明確な線はなく、ご自身や周囲の方が「困っている、生きづらさを感じる」かどうかで線を引く(しかない)ようです。
この様に考えると、精神疾患を持った方も、そうでない方も「深い谷で隔てられたお互いに関わることのない存在」ではなく、「陸続きの存在」であるとわかります。
インターネットで「精神科 訪問看護 千葉市」で検索を行うと、精神科訪問看護を提供する事業所は少ないです。
弊ステーションのスタッフは、今日も「困ったをありがとうに変える」ために、利用者様のために汗をかいています。この「困った」は、お体の問題だけでなく、心の問題も含まれています。
お困りの当事者様、ご家族様、相談員様は、是非一度弊ステーションにご相談頂ければ幸いです。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
参考にさせて頂いた書籍
ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた
地域の「困った」を「ありがとう」に変える。
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