自社連携勉強会

皆さんこんにちは。夢のまち訪問看護リハビリステーション都賀の所長岩浪です。

今回はドットライングループ内での連携として行っていることについて記事にしていきたいと思います。

先週金曜日に自社内にある、訪問介護事業所「夢のまちケア千葉中央訪問介護事業所」にて事業所会議の時間を少し頂き、連携勉強会を実施いたしました。

内容としては、利用者様が普段行っている日常生活動作を評価し、どうしたら自立に向けた介助方法を身に着けることができるようになるか?ということをテーマに勉強会を実施いたしました。

今回このテーマとしては第一回目だったため、介護職とリハビリ職の評価軸統一ということに焦点を当てて実施いたしました。その内容を簡単にですが、このブログでご紹介したいと思います。

現在、リハビリ職が日常生活動作(以下、ADL)を評価する場合、2種類の評価を用いられることが多いです。しているADLはFIM。できるADLはBIと分けられています。

しているADLとはなにか?と言いますと、実際の生活で行っているADLのことをしているADLとしていおります。BI(バーセル・インデックス)の場合は、リハビリの一環として日常生活を想定した動作練習をするのですが、その中で安全に行うことができ、出来るであろうと評価するのが、できるADLとなります。入院中の評価としてBIにて評価し、外泊や自宅環境調査の際に実際の環境で実施し、FIMで評価するという場合もあります。そのため、BIの評価で自立と判断されても、FIMでは自立と判断されないこともあります。ここでできるADLしているADLのギャップが生じます。そのため介護職とリハビリ職の評価軸が違うことで、実際の生活とリハビリ中の動作に差が生じ、なぜリハビリ中にできた動作が、実際介護に入ったときにはできないのか?また、介護の時にはこんな大変なのに理解されないのか?とお互いに疑問を持ってしまうことも度々あります。

今回、ドットライングループで試験的に導入した評価ツールとして、FIMを元に評価方法を統一したものを作成しました。これにより、介護職とリハビリ職の評価が統一され、利用者様の実際の生活をより良いものに変えられるように期待しております。

在宅生活を一番支えているのが、介護職の方であり、介入時間もリハビリに比べるとかなり多くの介入時間となります。そのためヘルパーの質を求められる時代に突入してきたと思います。ドットライングループの介護職は喀痰吸引ができるスタッフもおり、連携する際に導入する新しい仕組みにもどんどん挑戦しており、より良いサービスを提供するという気持ちが強い事業所だと思います。私たち訪問看護事業所でも負けないようにどんどん成長していきたいと思います。

この記事を書いた人

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