こんにちはドットライフ(訪問看護・リハビリ)所長の倉形です。
7月より新しい試みを始めます。
リハビリサービスを提供させて頂いている利用者様に定期的な効果判定を行い、フィードバックを行います。
各検査を測定し測定結果を入力すると、下図の様な形で分かりやすい資料が自動的に作成されます。
この様な形で、リハビリ開始からの推移や、同年代・同性の方と比較したお体の機能が表示されます。
導入の経緯です。
今までは、効果判定と利用者様へのフィードバックは、担当者の裁量に任せていました。
しかし忙しい業務の中で、決まった時期に効果判定を行い、リハビリの内容を見直すことはなかなか難しく、効果判定を行う時期や評価項目に関して統一出来ていませんでした。
他のステーションのリハビリスタッフ様にお話しを伺っても、大差はなく、業界全体が抱える課題とも言えるようです。
厚生労働省も地域でのリハビリにおいて適切に効果判定や計画の見直しが行われないことを課題として挙げています。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12301000-Roukenkyoku-Soumuka/0000081900.pdf
(24ページに詳しく書いてあります)
この様な経緯を踏まえ、弊ステーションでは、『夢のまちアセスメントシステム』を導入しました。
導入にあたって、検査の測定方法やシステムの利用法を共有しました。
(各事業所で測定方法の確認を行いました)
このシステムには、利用者様の年齢と性別を入力すると自動的に同年代・同性の平均値が算出され、利用者様は現在どの位の位置にいるかを教えてくれます。また、担当者へのリマインド機能も含まれており、測定漏れを防ぐ工夫がされています。
なんとなくの印象で「良くなった」というのではなく、きちんと確立された評価指標で定期的に効果判定を行う。その結果を利用者様(ご家族様、ケアマネジャー様、主治医先生)と共有する。結果を共有した上で、利用者様とご家族様の希望に配慮しつつ適宜計画を修正する。
これらは当たり前のことですが、この当たり前のことを継続していくことで、さらに利用者様のお役に立てるサービスの確立に繋がると思います。
また、データが蓄積されてくることで、将来の利用者様に『同じ疾患を持っていらっしゃる、同年代・同性の利用者様は、リハビリを頑張って頂くと、平均するとこれくらい動けるようになりました』と言う様なアドバイスができるようになると思います。
現在、私達を選んで下さっている利用者様、まだ見ぬ将来の利用者様のお役に立てるよう、『当たり前のこと』を当たり前にやって参ります。
私たちは、グループ内外の医療機関様、ケアマネジャー様、訪問介護事業所様などと密に連携し、ご自宅で過ごしたい利用者様の望みを実現するために全力でサポートさせて頂きます。
何かお困りのことや今更質問するのも恥ずかしいけど訪問看護のことで聞きたいことがあるなど、どんなに簡単な事でもいいので、何か疑問に思った際には事業所にご連絡下さい。お待ちしております。
これからも地域の「困った」を「ありがとう」に変える支援が出来るよう努力して参ります。
最後までお読み頂きありがとうごいました。