障がい福祉サービスの給与!仕事をするにあたってのメリットとデメリットを知っておこう!

障害福祉サービス事業所で働くにあたってお給料やメリット・デメリットは把握しておきたいですよね。

 

障がい者支援施設とは、先天性の疾患を持った方だけではなく事故や病気などで精神や身体に障害を持ち支援を必要とする人を対象に受け入れている施設のことです。

 

雇用形態としては常勤の正社員・パート、アルバイト・夜勤専従などがあり介護資格の有無は問わないという仕事もたくさんあります。

まずは事業所をみていきましょう。

 

1.障がい福祉サービス等事業所と施設の種類

居宅介護

重度訪問介護

同行援護

行動援護

療養介護

生活介護

重度障がい者等包括支援

計画相談支援

地域相談支援(地域移行支援)

短期入所

共同生活支援

自立訓練(機能訓練)

自立訓練(生活訓練)

宿泊型自立訓練

就労移行支援

就労継続支援(A型)

就労継続支援(B型)

児童発達支援

放課後デイサービス

障がい児相談支援

以上22種類です。

 

施設の種類

就労継続支援事業所:職業指導員としての仕事となります。送迎や作業の見守り、指導を行います。

 

就労移行支援事業所:職業指導員、就労支援員としての仕事となります。主な仕事内容は求職活動の支援、雇用先の開拓、就職後のサポートなどです。 

 

障がい者グループホーム:身体、精神、知的障がいのある方たちが共同生活している施設です。自立した生活が送れるように生活支援員や世話人が食事や入浴の準備、お小遣いの管理などの生活援助を行います。日中は就労や通所で外に出ているので夕方から夜そして朝にかけての仕事が主になります。

 

生活介護:身体介助、家事支援や生活等に関する相談、助言をします。また必要な日常生活上の支援やレクリエーションなど身体機能または生活能力向上のために必要な援助をしていきます。

 

入所施設:自宅での生活が無理な方の食事や入浴などの日常生活の介助と見守り、レクリエーションなどを行います。

 

各施設の仕事内容を簡単に解説しました。

イメージできたでしょうか。

では次にお給料はどのくらいなのかをみていきましょう。

 

2.障がい福祉サービスの給与はどれぐらい?

 

平成29年度の厚生労働省の調査結果を参考にしています。平均ですので事業所によって金額は変わってきます。

 

生活介護のサービス(月給)サービス管理責任者:常勤約40万円 非常勤約30万円

                            生活支援員:常勤約29万5千円 非常勤約17万5千円

 

共同生活援助(月給) サービス管理責任者:常勤約33万円 非常勤約20万円

           生活支援員:常勤約27万5千円 非常勤約20万5千円

           世話人:常勤約23万円 非常勤約15万5千円 

 

就労移行支援(月給)サービス管理責任者:常勤約40万5千円 非常勤約29万円

           就労支援員:常勤約50万5千円 非常勤約27万5千円

職業支援員:常勤約35万円 非常勤約22万円

生活支援員:常勤29万5千円 非常勤約17万5千円

 

就労継続支援A型 サービス管理責任者:常勤約27万円 非常勤約18万円

         職業指導員:常勤約22万5千円 非常勤約15万5千円

         生活支援員:常勤約22万円 非常勤約15万円

 

就労継続支援B型 サービス管理責任者:常勤約35万円 非常勤約17万円

         職業指導員:常勤約26万円 非常勤約15万円

         生活支援員:常勤約26万円 非常勤約16万円

 

児童発達支援 児童発達支援管理責任者:常勤約33万5千円 非常勤約23万円

       機能訓練担当職員:常勤約28万5千円 非常勤約18万円

児童指導員、指導員:常勤約24万円 非常勤約15万5千円

調理員:常勤約29万円 非常勤約16万円

 

放課後等デイサービス 児童発達支援管理責任者:常勤約28万円

           機能訓練担当職員:常勤約22万5千円 非常勤約21万5千円

           児童指導員、指導員:常勤約22万円 非常勤約16万円

 

保育所等訪問支援 児童発達支援管理責任者:常勤約39万円 非常勤約45万円

         訪問支援員:常勤約37万円 非常勤約26万円

 

3.障がい福祉サービスの仕事のメリットとデメリット

 

メリット

障がいを持っている方と接することで障がいに対しての正しい知識を得ることが出来ます。普段は偏見が多く中々理解する機会が少ない障がいを身近に感じて学ぶことは人生を変える学びになるのではないでしょうか。

また、心身に障害がある方との接し方対応など仕事を通して多くを学ぶことになるでしょう。

その学びは身近な介護にも活かすことが出来るスキルとなってあなた自身に役立つ学びとなるはずです。

 

デメリット

知的障がいを持った方はこちらが想像できないことでパニックになったり、大声をだして暴れることもあります。

理解するまでは中々わかりづらい行動をとってしまう方もいるので必要な対処方法を学ばなければケガをしてしまう事もあります。

また、コミュニケーションをとるのが難しいので一生懸命に対応していても伝わらなかったり、同じことの繰り返しで精神的にくじけてしまう事もあるので接し方や考え方を学ぶ必要があります。

 

障がい福祉サービスの仕事について

 

このように事業所で仕事内容や時間帯などが変わってきます。グループホームなどの入所施設は夜勤もあります。常勤で働くのか非常勤で働くのか自身の働き方をよく考え選んでいきましょう。

 

給与面では契約年数が上がるごとに昇給があり、また資格を保有すると資格手当がつきます。

働きながら資格所得を目指してスキルアップをする。

これは、お給料も上がってくるのでやる気もアップするのではないでしょうか。

 

精神面でも利用者さんと一緒に成長する障がい福祉サービスはやりがいのある仕事です。利用者さんの笑顔に癒されることもあるでしょう。

 

自分に合ったお仕事を検討してみてください。

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